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サブディビジョン表記法

  ==== Rivabyss Groove Workshop ====  2006/Apr (2006/Sep 更新)

当サイト完全オリジナルなので恐縮ではありますがビートのサブディビジョン表記法(Meter and Subdivision Notation)とでもいうべき、その曲における細分化パルスの状態の明示方法を考えてみました。

従来からの通常の楽譜表記法では、

などの問題から、私的に永年悩んできました。簡単な我流簡略譜を作る時などもベーシックパターンとして上隅にイチイチ音符を書いたりしてえらく面倒なことになっています。で、これを解消するべく新たに考えてみたのがこの方法です。

これは当然ながら業界標準ではまったくないので誤解のないよう十分ご注意下さい。既にもっと有益な同様の記述がどこかにあるかも知れません。しかしながら今回当サイト的には密かに世界的伝播を目論み英語併記で臨んでみました。英語は苦手ゆえ間違っておりましたら申し訳ありませんが…誤表記は適宜修正解釈下さい。これが細分化考察のきっかけとなり皆様独自のさらなる改良発展型が登場したりすれば嬉しい限りです。

ページ内 Index: ●サブディビジョン表記法ルール ●使用例(Example) ●付記、独自用語の解説

サブディビジョン表記法
(Meter of a Cycle and Subdivision Notation)

まず、ここで扱う造語の独自定義を確認しておきます。実際の演奏においてリズムうねりの周期は必ずしも小節長さと一致しないことからこのような新たな用語を考えています。

「リズムパターン」周期 (Meter of a Pattern = a Rhythm Pattern Cycle)

音符からみた音形パターンの1周期。その小節数(またはときに拍数)。

「起承転結Beat」周期 (Meter of a Cycle = a Rhythm Feel Cycle)

演奏のうねりの1周期(通常4/4で〔DownBeat+UpBeat+DownBeat+UpBeat〕の4拍)。

支配的Beat数

4/4ファンクなら1小節に4つ、3/4ワルツなら3つ、12/8 R&Bの場合は4つ。

細分化数

4/4、16th Feelの8分音符に注目するなら4分音符に対する細分化数は2、対1小節の細分化数は8。
32分音符に注目で、対8分音符の細分化数は4、対2分音符の細分化数は16。

これらを踏まえた上で、以下表記のルールです。Meter-Subdivision略してM-Sとしています。

■ サブディビジョン表記法(基本) Global Rule

● 表記例 :

8th Feel Funk = [M-S] : 1Bar/4-2-2 (16 Subdivision)

・ 書き方のルール :

[起承転結Beat周期の小節数]Bar/[1周期内の支配的Beat数]-[1st細分化数]-[2nd細分化数]-…

[Number of Measure : a Rhythm Feel Cycle]Bar/[Meter of a Cycle]-[1st Subdivision]-[2nd Subdivision]-…

■ 表記のサブルール Optional Rules

■ 現時点での弱点

この表記ではアンティシ(シンコペ)の明示まで出来ないのが最大の弱点でしょうか。「1拍目16アンティシ」とか言葉で書いて対応するしかないのが痛いところです。また完全3とイーブン2(4)の中間の跳ね具合(近年のシーケンサで言ういわゆるSwing xx%)の表現も無理です。


使用例(Example)

以下表記の具体例です。

セクション内 Index :
8FeelShuffle FunkShuffleEven8th Jazz16FeelHalftime Shuffle6/8 R&B #16/8 R&B #2SwingWaltzJazz Waltz #1Jazz Waltz #26/8 Afro-Cuban7/8 OddTime Funk


■ 8 Feel (8th Note Feel Straight Funk)

8thFeelScore

[M-S] : 1Bar/4-2-2
(16 Subdivision)

[M-S] : 1Bar/4-2-2-2
(32 Subdivision)

※ 2Bar Pattern - 1Bar Rhythm Feel Cycle
2bar8thFeelScore

[M-S] : (x2) 1Bar/4-2-2
(16 Subdivision x2)

[M-S] : (x2) 1Bar/4-2-2-2
(32 Subdivision x2)


■ Shuffle Funk (8th Note Feel Fast Shuffle Funk)

ShuffleFunkScore

[M-S] : 1Bar/4-2-3s
(24 Subdivision)

[M-S] : 1Bar/4-2-3s-2
(48 Subdivision)


■ 4/4 Shuffle

ShuffleScore

[M-S] : 1Bar/4-3s-2
(24 Subdivision)


■ 8th Feel Jazz (Even 8th Note Feel Jazz)

Even8thScore

[M-S] : 2Bar/4-4-2
(32 Subdivision)


■ 16th Feel (16th Note Feel Funk)

16thFeelScore

[M-S] : 1Bar/4-4
(16 Subdivision)

[M-S] : 1Bar/4-4-2
(32 Subdivision)


■ Halftime Shuffle (Bounce 16th Note Feel Halftime Shuffle)

HTShuffleScore

[M-S] : 2Bar/4-2-3s
(24 Subdivision)

[M-S] : 2Bar/4-2-3s-2
(48 Subdivision)


■ 12/8 Rhythm and Blues #1 (Even 16th Note 6/8 R & B)

Blues1Score

[M-S] : 1Bar/4-3-2-2
(48 Subdivision)


■ 6/8 Rhythm and Blues #2 (Bounce 16th Note 6/8 R & B)

Blues2Score

[M-S] : 2Bar/4-3-3s
(36 Subdivision)

[M-S] : 2Bar/4-3-3s-2
(72 Subdivision)


■ Jazz 4 Beat (Swing)

SwingScore

[M-S] : 1Bar/4-3s-2
(24 Subdivision)


■ 3/4 Waltz (Even Feel Waltz)

WaltzScore

[M-S] : 1Bar/3(dud)-2-2
(16 Subdivision)


■ 3/4 Jazz Waltz #1 (1Bar Swing Feel Waltz)

SwingWaltzScore

[M-S] : 1Bar/3(ddu)-3-2
(18 Subdivision)


■ 3/4 Jazz Waltz #2 (2Bar Swing & Poly Feel Waltz , ex."Footprints")

PolyWaltzScore

[M-S] : 2Bar/6(dduddu)(vs4)-3-2/4-2-2
(36 Subdivision / 16 Subdivision)


■ 6/8 Afro-Cuban Funk (2Bar Afro-Poly Feel Halftime Funk)

AfroFunkScore

[M-S] : 2Bar/6-2-2/4-2-2/2
(24 Subdivision / 16 Subdivision / 2 Subdivision)

[M-S] : 2Bar/(6/8 Clave)/(Halftime Funk)


■ 7/8 Funk (7/8 OddTime Funk)

OddTimeScore

[M-S] : 1Bar/4-(4433)-2
(28 Subdivision)


付記、独自用語の解説

上記で無理矢理独自に定義してしまった「起承転結Beat周期 (Rhythm Feel Cycle) 」は、例えば8ビートなら「DownBeat+UpBeat+DownBeat+UpBeat」の支配的パルス4拍ぶんを指す言葉として用いています。ビート感が薄れるので避けていますが「起承転結サイクル」といったほうが日本語馴染み的には判り易いでしょうか。「Rhythm Pattern」が音形の面から捉えた用語なのに対し、「起承転結Beat周期」はGrooveやFeelのうねりの区切りに注目したものです。

Rock、Funkなどでは我々は無意識にこの4拍を一回転する感じの一区切りと捉えていると思いますが、それを定義する言葉が見当たりません。似たところでMeterがあるもののあくまでも1小節基準での拍子記号の分子を指す言葉のようなので、厳密には「起承転結Beat周期」とは意味合いが違ってきます。3/4拍子の場合では2小節で1拍半4つの起承転結とか6拍の起起承転転結で一周ということもよくあるのでMeterでは表現が不十分です。

で、起承転結ではイマイチ垢抜けないので、もっとスマートな響きの言葉として例えば「Resolution Cycle」とかが思いつきます。楽理の「ドミナントモーション(Dominant-Motion)の解決(Resolution)」からとってきてみたものです。「Beat Resolution Cycle」とかでもどうでしょうか。

このページ内で使っている「Meter」に関しても本来の小節枠基準からCycle枠基準に意味を広げ「Meter of a Cycle」と表現しています。正確には「Meter of a Rhythm Feel Cycle」「Meter of a Beat Resolution Cycle」です。これが一般に言う「ビート数 (Number of Beat) 」だといえますが曖昧さを排除するため敢えて造語を使っています。もしかするとMeterとの混同を防ぐため「Beat of a Resolution Cycle」とかでもいいかもしれません。 [M-S] よりは [B-S] の方がなんとなくサマになりそうですし。

「1st Subdivision」とかの定義については感覚的に判って頂けると思います。Beat1つに注目してそれを段階的、階層的に細分化していくという意味です。そこからいくと「Cascading Pulse Subdivision (CPS) Notation」ともいえます。

最後に誤解の無いようまとめておきます。

[M-S] : xBar/x-x-x


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