● 製品市場動向について
■ 初心者向けを謳う低価格エントリーモデルの品質
まず最近の製品市場で非常に気になるのは「入門セット一式」の触れ込みでラインナップされている粗悪な廉価製品の氾濫です。なまじ売れてしまうので大手メーカーといえど各社退く訳にはいかない事情があるのでしょうが、これを買ってしまって後に無駄投資だったことに憔悴し結果ドラムを諦める人が増えるかもしれない、ということが非常に残念でなりません。また堅実な製品にこだわり続けている優良メーカーがとばっちり淘汰の危機にあることも問題だと思います。
現在の低価格帯ドラム製品において言えるのは「安かろう悪かろう、値段なりでしかない」です。もし手を出すのであれば価格なりの品質であることを十分心得ておいて下さい。私は最近欧大手社ブランドの低価格セットを長時間プレイする機会がありその知名度から最初期待したのですが、総じてチューニングが満足に決まらない(シェル真円度が低い?)うえ、タムの1つにはラグ等の金属パーツビビリが発生していました。表面仕上げなども上質なだけに音の核心に関わる部分がこうなのはまったく惜しいところです。
また90年頃のものだと思われる国内大手ブランド初心者向けモデルではエッジが切られてない(鋸で切断したまま、ヤスリがけさえ無し、おまけに接着剤まではみ出てヘッドに固着)タムにあたったことがあります。これなどは自分で紙ヤスリ駆使でエッジを作成し延命を模索(⇒見事現役復帰)したりして、それはそれでなかなか楽しかったのですが、売り物としてこのような製品を市場に出さなければならない状況は哀しい限りです。
少なくとも私の経験では過去セット一式15万以下の品で満足のゆく製品にあたったことはありません。特に付属のシートシンバルなどはお世辞にも楽器といえないぐらい非道いものです。逆に初心者向けを謳わない中堅価格以上の有名メーカー製品ならどれも十分使用に堪えうる品質があり高額な製品との差もそれほど感じません。中堅〜高額品の差というのは材質、仕様によるキャラクターの違い程度だと思います。
私の製品選択の基準としては、正確にチューニングが出来ることがまず第一の条件です。私ならセット一式で¥40万程度以下の製品は範疇外となります。おそらく大手メーカー側もあえて粗悪品をラインナップしている状況など本意ではないはずですから、堅実な優良メーカーに生き残って欲しいという意味からも低価格製品を選ぶのは私は避けます。
初心者段階では自己のセットを運び込んでの営業活動など無いでしょうし、ドラムセット一式など買ったところで使い道が無いと思います。もちろん経済的&保管場所的余裕があるのなら別ですが、限られた予算ならばまずは最高級とはいかずともそこそこのスネアやライドシンバルに投資するのがいいのではないでしょうか。我々プレイヤー側が賢くなって本当に有益な製品を選択するようにすべきだと強く思います。
■ エレドラについて
近年多少安価になり普及をみせているエレドラですが、重要なのは「生ドラムの代替には絶対に成り得ない」ということです。ダイナミクス幅と分解能がまったく異次元なのでエレドラという完全別モノの楽器であると認識しておきましょう。従って生を想定しての練習には音色追求など根本の部分で役に立たないと思います。
逆に違うことを前提で生もエレドラも両方習熟すれば強力です。エレセット所持はしていないものの私もエレドラ演奏は結構好きですし、過去単体パッドを組み込んだステージをしていたこともあり有益なアイテムであることには間違いありません。ちなみに近年の Roland V-Drum(TD-20K-S) ≫楽Ishibashi ≫楽Ikebe の進化は驚くほどで、既にひとつの楽器として高度に完成された感さえあります。ダイナミクスなどを生と比べてしまえばまだまだまるで別物ですが、たとえば現在のPfとKeybの関係のように今後は「エレドラマー」としてのスキルも重要となるかもしれません。
● 製品選択の基準
■ Webmaster自身の場合の楽器選択のポイント
なによりもシェルが真円かどうか
チューニングがまともに出来るかどうかに関わる最も重要なポイントです。この条件を満たさないドラムなど論外といえますが、例えば店頭でチェック出来るかというと難しい面があります。私の場合はメーカーと価格をみてあとは信用買いです(それで過去ハズレを引いたと感じたこともないです)。
製品としての耐久性。
次に私が重きを置くのは楽器そのものの壊れにくさです。単板やくり抜きのモデル、ヴィンテージもの、またラグやマウントシステムの設計が華奢なモデル、機構が複雑すぎて不具合が頻発しそうなモデル、などはなるべく選択外としています。用途はステージ&スタジオへの持ち込みがほとんどだと思いますので扱いに神経を使わなければならない楽器は無用なトラブルを避けるという点からして不利だと考えます。なお資金に余裕があるなら楽器と同時にハードケース、フライトケースを買えば吉でしょう。
初心者に向くキャラクター
材質、シェル厚深サイズなどの仕様、は具体的に何がよいか?の話ですが、入門編としてのいわゆる「1号機」の場合ならより平凡で中庸なものを選択しておくのがやはり王道でしょうか。上達する過程で偏った癖を付けないという点からも標準的なものに慣れておくのは重要だと思います。時流に媚びないロングセラーモデルあたりを選んでおけば安心です。また中庸なものはイコール汎用オールマイティー的モデルですから、持っていて後々まで重宝し結果買い損ということもないと思います。
「良い(欲しい)音」を楽器に過大に期待すべきではない
自分が叩けばどれでも自分の音がするように、楽器による差はあくまでも「音のキャラクター」や「こちらのコントロールに対する楽器側反応の癖」などが変わるという違いです。出音の良し悪しは、ショットの技量、チューニング技術、ヘッド、スティックなどの影響のほうが大きいでしょう。結局鳴らす技術がなければどんな楽器であろうと思いどおりには鳴ってくれないわけで、逆にショットの腕が上がれば弘法筆を選ばずになるはずです。「良い楽器というものは自分の下手さをキレイに照らし出してくれる」と考えておけばいいと思います。そして音を要求するのでなくその楽器の得意な部分を巧く引き出してあげる側にまわるのがドラマーの役割ではないでしょうか。購入を考える時には音を気にするより構造欠陥や瑕疵の有無に気を配ることのほうが重要だと考えます。
店頭での試奏はするべきか?
私は実はドラム購入時に試奏はほとんどしません。しても1発2発軽く鳴らす程度です。店頭や付属ルームでは、セットに組み込んでない、チューニングを追い込めない、他の場所(音場)ではどうか、などの要因があって、たかだか数分程度試したところでは良し悪しや自分好みかどうかなど私には判断不能という理由です。また購入後にその楽器がたとえ自分が望んだ音でなかったとしてもちゃんとした楽器には違いないのですから、メイン機になり得なくともそのキャラクターが欲しい状況に合わせて使えば問題ない訳です。楽器と付き合っていくうちに楽器のほうから「ここで俺を使え」的な要求をしてくると思います。
当たりハズレが多いといわれるシンバルでも同様で、やはり試奏程度ではその楽器の持つ本当のポテンシャルまでは判らない、もし運悪くハズレに当たったと感じたらハズレを使いこなす腕を磨くことです。経験では「過去不満を感じていたシンバルでも今になって鳴らしてみたら実は使いこなせる実力が無いだけだった」ということがよくあります。もちろん楽器自体はある程度信頼のおけるシリーズ(過去経験:Istanbul,K-Zil,A-Zil,Paiste2002,Sabian-HH)においてのことですが。
● 何から買えばよいのか?/ 製品紹介
一般的なバンド活動をするうえで器材を揃えてゆく順番について、あくまで参考として私の考えるところを述べています。勿論これにとらわれる必要もないので各自のニーズにより購入しましょう。あわせて私が使ったことのある、もしくは買ってもいいと思える製品も挙げておきます。(製品リンク先は主に楽天)
■ 1. スティック、チューニングキー、メトロノーム、練習台。スティックケース、ヘッドホン他
これらはドラムを始めた段階でたぶん購入済だとは思います。練習台は上達してからでも最もシンプルなパッド1つのものがあれば必要十分でしょう。スタジオ入りが頻繁になればスティックケースがあると重宝します。フロアタムに掛けられる金具が付いたタイプが便利です。また不可欠ではないですが、将来の同期演奏用も見据えてメトロノーム練習のためのヘッドホンや小型ミキサーを買っておくのもいいでしょう。
▼製品参考
- スティックケース≫ 製品各種(楽イケベ内頁)
- ヘッドホン(クローズド)≫ AKG K271S
- ヘッドホン(セミオープン)≫ AKG K240S
- ミキサー≫ EDIROL M-10MX
- 小型レコーダ≫ Roland R-09、( ≫Amazon )
■ 2. フットペダル、ペダルケース、ペダル用練習パッド、ドラムスローン
初心者の段階では早期に足慣れを促す意味で自由に弄れる自分のペダルがあれば多少有利だと思います。スタジオへの持ち込み使用が基本ですが、加えて練習パッドがあると自宅練習に便利(しかし騒音振動はかなりなものですのでくれぐれもマナーは守りましょう。アパート暮らしの方なら何がなんでも1Fを借りるべき。)です。練習パッドに合わせてスローンも必要となります。ツインペダルはシングルに慣れた後に必要に応じて購入でもまったく問題はありません。
ペダルの仕様に関してですが、チェーン、ベルトの違いや下部プレートの有無などでの操作感の差異はそれほど大きくはないと思います。機構ではカムが真円タイプのものが素直、オーバル型はやや癖があり、どちらかといえば真円が標準的仕様とみなしてもいいでしょう。使っていくうちにスプリング調整とビーター長さ調節(最近のモデルならすべて可能)ぐらいが主たる調整項目になると思うのでごくシンプルな製品でも特に問題はないはずです。次点としてペダル面角度調整が出来ればなお良いといったぐらいでしょうか。私個人はYamaha820、dw5000CX、Tamaの旧Camco、Pearlの菱形旧モデルが好みです。Yamaha720は確かに簡単に素速く踏めてしまうものの個人的評価は低いです。もし自分が今買うとすればdw7000あたりが有力候補になります。
スローンに関しては高さ調節をスクリューで行うタイプが絶対に有利です。安定していて壊れにくい上に高さ決めも迅速に行えます。座部形状は私はやはり「まんまる」が好きです。ちなみに脚4本のモデルがあったりしますがあれは何かの冗談だと思います。物理の常識からしても安定を求めるなら「脚は3本」以外に考えられないと思うのですが…。
ペダル用練習パッド導入とともに敷物として専用のドラムマットが欲しくなると思います。結構高価ですからこれはDIYショップなどでゴム板を買ってくるほうが安上がりかもしれません。ペダルパッド前進対策に関しては私は「パッド基部とスローン脚を荷造り紐で繋ぐ」ということをやってました。
▼製品参考
- フットペダル(オーバルカム機能シンプル)≫ TAMA HP200 (Twin)
- フットペダル(真円カム機能シンプル)≫ DW-7000PT (Twin)
- フットペダル(真円カム多機能)≫ Pearl P-120P (Twin)
- フットペダル(カム調整可多機能)≫ DW-9000PB (Twin)
- ペダルハードケース≫ IKEBEオリジナルスネア&ペダルケース
- ペダルソフトケース≫ TAMA PBG45 TWIN PEDAL BAG
- ペダル用練習パッド≫ YAMAHA TS01B
- ドラムスローン≫ TAMA HT430
■ 3. スネアドラム、スネアケース、スネアスタンド
やはり早期に所持しておきたいのはカナメとも言えるスネアでしょう。1号機としての仕様は私ならメイプル4〜10プライ、14x5.5を選びます。フープ(リム)はスチールのプレス、スナッピーもスチールかステンレスあたりの内面当たりでしょうか。レインフォースメント有無はあまり気にしません。ラグはハードチューニングに耐えられる上下貫通タイプ(上下一体型舟形、チューブラグもしくはフリーフローティング)が好きです。表面フィニッシュは私ならまずラッカー次点ウレタン仕上げを選びますがこれはまあ好みの範疇です。カバリングだと厚くなる分ほんの少しだけキャラに影響すると思います。
私が過去叩き込んだうちで最もオールマイティーで使いやすいと感じたのは94年頃のPearlクラシックメイプル(だったはず?)シリーズSet付属のシンプルで何の変哲もない14x5.5スネアでした。使い勝手が良いと感じる楽器はパーツ類がゴテゴテしていないシンプルなモデルが多い気がします。個人的にSonorは好きな方だったりしますがしかしこれは入門向けとは言い難いほど異質です。私の知る旧シグネチャーとライトに限っていえば音量感がありすぎでセットすべてをSonorで揃えない限り浮いてしまうためにやはり万能用途なキャラクターではないと感じます(ちなみに近年のデザイナーなどは触ったことがないので不明)。私はdw、Brady、Noble&Cooley、Yamaha、Negi、Tama、Pearlなどが好みです。
スネアスタンドは結構な重量が加わるため脚部がヘビーで全体重心が低いもののほうが安定します。角度調節が無段階かつ固定機構がよりシンプルで堅実なものがよいでしょう。特にYamahaの巨大樹脂ボールクランプのものは私は嫌いです。またスネアは載せるだけで締めないのが定石なのでぐらつくことさえなければバスケット部の機構はあまり重要ではないと思います。さらに深胴やピッコロなどを載せ換えて使ったりする場合に備えて、高さ調節の幅が広いものを選んでおくと有利です。
▼製品参考
- スネアドラム≫ Pearl "Session Custom" SMX1455S/C 14"x5.5" Maple 6Ply
- スネアドラム≫ dw DW-CL1406SD/SO-EBO/C 14"x6" 10Ply+6PlyR
- スネアドラム≫ TAMA Standard Maple AM255 14"x5.5" 7Ply
- スネアハードケース≫ CNB SDC360
- スネアスタンド≫ TAMA HS70WN
■ 4. ライドシンバル、シンバルケース
ジャズマンにとってはこっちがカナメであろうライドシンバルも初期に欲しいアイテムです。ドラムに比べ使用に耐えうるシンバルを常設するリハスタは少ないので、レガートの腕を上げるためにはそこそこの製品を自ら所持して「いいもの」のコントロール性に早めに慣れておくべきだと思います。入門にはやはり20"ミディアムウエイトでノーマルフィニッシュな製品でしょうか。ハンドハンマーものならテクニックの粗が目立ちやすいのでシビアに腕を鍛えるにはかなり有効だと思います。私はIstanbul、K-Zildjianが圧倒的に好みで、特に万能系のモデルとしては全メーカー中でもIstanbul Traditionalシリーズが群を抜いていると思います。昔に比べ今ではコストパフォーマンスも信じがたい程高いです。
▼製品参考
- ライドシンバル≫ Istanbul Traditional Original Ride 20"
- シンバルケース≫ CNB CYC-360/WH
■ 5. シンバル一式、各種シンバルスタンド、ハードウェア
このあたりからはレコーディング、出張演奏などをやや意識した必要器材になってきます。8"or10"or12"スプラッシュ、17"or19"チャイナなどのエフェクト系、14"ハイハット、16"or17"or18"クラッシュ、とかの順でそろえていく感じでしょうか。ライド同様、溝ありノーマル仕上げの標準タイプから徐々に増やしていくようにすれば無難でしょう。が、私の場合、普通モノをそろえる以前にチャイナスプラッシュ(ミニチャイナ)を導入して非常に重宝しましたのでまあこのへんは活動事情によりけりでしょうか。注意点ですが、十分に腕が上がってくればクラッシュ以上の厚さのキャスト(インゴットから製造)シンバルを割ってしまうようなことはまずありえないのに対し、スプラッシュだけは気をつけて鳴らしていても中心部から割れてくるのを避けられないので「極薄小径モデルは消耗品」と考えておく必要があります。
下に挙げてあるIstanbul Hi-Hat Regular 14"は過去私が長期使用したハイハットのうちで一番素晴らしいと感じたモデルです。K-ZilやPaiste2002、Lineなどと比較しても抜群にコントロール性の良さを感じました。音の伸びに関して減衰具合が自然で、フット、ショット問わず反応も素直という感じでしょうか。もっとも私が叩いていたのはブランド分離前の'94年頃の製品なので現行品は製法や仕様が若干変わっている可能性はあります。
スタンドに関してはブームタイプのものがセッティングが楽です。Yamahaのスタンドはブームそのものを主支柱内に収納できるのでストレートとしても使えるうえ畳んだ時にかさばりません。可動部固定機構も各社様々ですが私はYamahaのものがトラブルが少なくて好みです。ハイハットスタンド仕様で各社大きく異なっているのがシャフト−ペダルプレート接合部の上下動伝達機構で、私はシンプル旧態依然なYamahaのものこそが最もダイレクトで違和感のない操作性を持つと感じます。ハイハットスタンドに関しては左足を慣らす意味からフットペダルと同時期の早期に購入しても良いでしょう。またシンバルやスタンド数が増えてくるとホルダーアーム分岐増設のアタッチメントなどがあれば便利です。
▼製品参考
- ハイハット≫ Istanbul Traditional Hi-Hat Regular 14"
- クラッシュ≫ K-Zildjian K Dark Crash Thin 17"
- スプラッシュ≫ Istanbul Traditional Splash 10"
- チャイナ≫ Istanbul Traditional China 16"
- ハイハットスタンド≫ YAMAHA HS950
- シンバルスタンド≫ YAMAHA CS845
- アタッチメント≫ Pearl AX-25L
■ 6. 2台目以降のサブスネア
材質違いなどキャラクターの違う2台目、3台目のスネアを持っているとレコーディングとかでは便利です。Woodを所持しているなら次はスチール、アルミ、ブラスなどの金属製でしょう。微妙にパワー感を求めて6.5"のモデルもいいかもしれません。またピッコロや深胴、小口径などイレギュラーサイズも3台目あたりの選択肢でしょうか。Rock系向けにスチールは1台持っておきたいところです。
▼製品参考
- スチール≫ Pearl CS1450 チャドスミスモデル 14"x5"
- ブラスピッコロ≫ Pearl FB1435/C 14"x3.5" フリーフローティング
- 小口径深胴≫ Brady Ply-Snare 12"x7" ジャラウッド 9Ply
■ 7. ドラムセット、ハードウェア、ケース
最終的にはドラムセット、中上級以上シリーズを選ぶのならばこのあたりはもうお好みで、という感じです。標準とされるのは22"BD、12"13"TT、16"FTですが私ならば20"BDに8"10"12"14"16"All TTの1サイズ小さめにするでしょうか。大概は受注生産によるフルまたはセミオーダーでしょうから仕様も自分の思い通りになると思います。
個人的なフェイバリットはYAMAHAメイプルカスタムですが、現行仕様のマウントパーツ「YESS」が嫌いな為にもし今買うなら特注で違うパーツに無理にでも換装してもらうと思います。あともう一つはdwのCollector's Mapleあたりでしょうか。触ったことはないもののNoble&Cooleyのセットにも興味があります。またすでに名器扱いのYamahaレコーディングカスタムも個人的評価は高いです。
PearlマスターワークスやTamaの上級モデルはハードウェアデザインが私好みでないだけ、Sonorは買うなら2台目以降で金銭的余裕が出来たなら、という感じです。メーカー特色としてSonorは超厚胴、Pearlは厚胴、Tamaは薄胴の伝統がありますが、最近はどこも厚薄両ラインナップを揃えてきているようです。どれも素晴らしいメーカーだと思います。
Gretsch、Slingerland、Ludwigは80年代以前の昔のものはどれも名器といわれていてキャラクターも好きですが知る限りでは壊れやすかったり仕上げが雑なのも特徴だった気がします。現在これらメーカーは一時衰退後復活したという状況で生産体制にも変化があったらしく、今出回っている製品の出来は私にはよく解らないのが正直なところです。85年頃のウッドのLudwigとかは音も確かにカラっとした感じで良かった憶えがあるので完全に同じものが今あれば是非欲しいです。
個人プレイヤーの立場では上級モデル狙いで問題ありませんが、私がもし経費を切りつめたいリハスタオーナーなら、音の傾向は無視で耐久性重視のシェルやパーツ、可能であれば傷付きにくいカバリング仕上げを選択すると思います。現行ならパール社一択でMRX、MSXかSMX、ペダルはタマかパールの下位、スローンは邦3社どれかのスクリューモデル、残りハードウェアはヤマハの下位というところでしょうか。シンバルは消耗品扱いですが廉価シート系だとあまりにもヘタりが早く逆に不経済なのでAジルかセイビアンAAにするでしょう。もしイスタンブールを揃えることができればさらに長持ちさせられると思いますが昨今盗難には注意です。
▼製品参考
- dw、Collector's Maple Drum Set
- Pearl Masterworks Drum Set ≫ Actどらむ村
- Pearl MSX Drum Set ≫ Actどらむ村
- Pearl SMX Drum Set ≫ Gateway
- Noble&Cooley、Drum Set&Snare ≫ Yamaha Music Trading内ページ
■ 参考:メーカーリンク
●Drums国内 Yamaha
Pearl
Tama
Kitano
Negi
Canopus
●Drums海外 dw
Sonor
Noble&Cooley
Brady
Ayotte
Ludwig
Gretsch
Slingerland
OCDP
PorkPie
Axis
●Cymbals Zildjian
Istanbul (Mehmet)
Istanbul (Agop)
Bosphorus
Alchemy
Turkish
Masterwork(Tr),
(USA)
Paiste
Sabian
●Head Remo
Evans
Aquarian
Attack
●Stick Regal Tip
Vic Firth
Pro Mark
Vater
●Percussion Lp
Meinl
Rhythmtech
●DrumShop モリタ楽器
Gateway(器材コラム充実)
Act
浅草コマキ楽器
YamahaMusicTrading